せどりの準備は整ったけれど、いざ店舗に行くと
「どの商品を仕入れたらいいのか分からない…」
と迷う人は多いはずです。
僕自身も初心者のころは、利益商品を見極められずに時間だけが過ぎたり、買ったのに売れずに在庫を抱えたりと失敗を繰り返しました。
仕入れ判断は経験を積むことで精度が上がりますが、初心者でも押さえておきたい基本のポイントがあります。
今回はその中でも 「6つの判断基準」 を実体験とあわせて紹介します。
H2-1:まず見るべきは「店に並んだ日付」
仕入れ判断の第一歩として意識したいのが、商品がいつ店頭に並んだかです。
リサイクルショップでは、値札や棚札に「入荷日」が暗号のように記載されていることがあります。
- 日付が古い商品
→ すでに多くのせどらーがチェック済み。
→ 仕入れられずに残っている=売れにくい、利益が出ない可能性が高い。 - 日付が新しい商品
→ まだ他の人が見ていない“掘り出し物”の可能性大。
→ 優先的にチェックする価値あり。
僕自身もせどりを始めたとき、先輩からまず教わったのがこの「日付を見る」ことでした。
日付を意識せずに棚を端から端まで見るのは非効率。まずは“新鮮な商品”に絞るだけで、仕入れ精度が一気に上がります。
📌 日付の見方例(セカンドストリートの場合)
セカンドストリートの値札には数字が並んでいます。
たとえば 「258025」 と書かれていた場合、これは 2025年8月25日に店頭に並んだ商品 という意味。
このように日付を読み取れるようになると、無駄なく仕入れ候補を絞り込めます。
H2-2:仕入れ判断で最も大事なのは「回転率」
仕入れ判断の中でも特に大事なのが、その商品がどれくらいのスピードで売れているか(回転率) です。
利益額が大きそうでも、なかなか売れない商品を仕入れてしまうと、資金が在庫に眠ったままになってしまいます。
特に初心者のうちは資金に余裕がないため、「早く売れる商品」を優先することが鉄則です。
📌 回転率のチェック方法
僕が実際にやっている方法は、メルカリで販売履歴を確認することです。
検索条件を以下のように絞り込みます。
- 売り切れ
- 個人出品(業者を除外)
- 目立った傷や汚れなし
- 新しい順
この条件で確認すると、同じ商品が「どのくらいの期間で売れているか」が分かります。
例えば、出品から数日で売れているものは回転率が高く、1か月以上売れていないものは低回転と判断できます。
📖 実体験
僕の場合、せどりを始めて最初の1か月ほど前に仕入れた商品が、いまだに売れていないものがあります。
これは「利益が出そう」と思って仕入れたものの、回転率を十分に確認していなかったため。
一方で「1週間以内に複数売れている商品」を狙って仕入れたものは、すぐに売れて資金が回る感覚をつかむことができました。
H2-3:利益率だけを追わない
仕入れ判断でつい気になってしまうのが「いくら儲かるか」=利益率です。
もちろん利益は大事ですが、利益率だけを基準にすると失敗することがあります。
📌 利益率だけを追うと危険な理由
- 手数料を見落とす
メルカリなら販売価格の10%が手数料で引かれます。 - 送料を考慮しない
サイズや重さ次第では送料が数百円〜千円単位で発生します。 - 梱包資材のコスト
プチプチやダンボールも積み重なると意外と大きい。
例えば、2,000円で仕入れて4,000円で売れたとしても、
手数料400円+送料800円+梱包材100円で1,300円が消え、実際の利益は700円程度。
一見「2倍で売れたから利益大きい!」と思っても、実際はそれほど残らないことがよくあります。
📖 実体験
僕も最初の頃は「仕入れ値の倍で売れるなら大丈夫」と安易に考えていました。
しかし、送料や手数料を引いたら数百円しか残らず、思ったより利益が残らなかったケースがあります。
さらに怖いのは、「黒字倒産リスク」 です。
帳簿上は利益が出ているように見えても、在庫に資金が寝てしまうと現金が足りなくなります。
仕入れにばかりお金を回してしまい、手元資金がショートする危険性があるのです。
✅ ポイント
- 利益率より「実際に手元に残る利益額」を重視する
- 手数料・送料・資材コストを必ず計算に入れる
- 回転率と合わせて資金が回るかどうかを見ることが大切
H2-4:相場感をつかむ
仕入れ判断で欠かせないのが、その商品の相場を知ることです。
同じ商品でも、実際に売れている価格と、店頭での仕入れ値に差がある場合が多いからです。
📌 相場感をつかむ方法
- メルカリやヤフオクで検索
- 「売り切れ」に絞り込み、実際に取引された価格を確認
- 直近の売れ筋価格を平均して“今の相場”を把握する
- 売れたスピードも合わせて見る
- 同じ商品でも高すぎる価格では売れ残る
- 「いくらで、どれくらいの期間で売れたか」を見るのが大切
- 安売りに惑わされない
- 極端に安い取引は在庫処分や値崩れの可能性
- 平均値を基準に考える
📖 実体験
僕も最初は「過去に高く売れた事例」だけを見て仕入れたことがありました。
でも実際は、相場はすでに下がっていて全然売れなかった、という苦い経験があります。
H2-5:商品の状態チェックを徹底する
仕入れ判断で忘れてはいけないのが、商品の状態確認です。
同じ商品でも、状態によって売れるスピードや価格が大きく変わります。
📌 チェックすべきポイント
- 外観:傷・汚れ・割れがないか
- 動作確認:電源が入るか、主要機能が問題なく使えるか
- 付属品:説明書・コード・リモコンなどが揃っているか
付属品が欠けていると、売れにくくなったり、値下げしないと動かないケースが多いです。
📖 実体験
僕自身も、状態チェックを甘くして失敗したことがあります。
ある商品を仕入れて出品した際、購入者から「付属品が足りない」と指摘され、低評価につながってしまいました。
せっかく売れても評価が下がると信頼に影響しますし、返品や値引き対応になることもあります。
逆に、仕入れ時にしっかり外観と付属品を確認した商品は、トラブルも少なくスムーズに販売できています。
H2-6:得意ジャンルから始める
仕入れ判断の精度を高めるために、初心者が意識したいのが 「得意ジャンルから始めること」 です。
知識がゼロのジャンルにいきなり挑戦すると、相場感も分からず判断ミスをしやすくなります。
一方で、自分の趣味や普段から触れている商品ジャンルなら「これが高いか安いか」を直感的に判断でき、仕入れのスピードも上がります。
📌 得意ジャンルを選ぶメリット
- 相場をつかみやすい
- 状態の良し悪しを判断しやすい
- 出品時に説明文を書きやすい
📖 実体験
僕自身も、最初は「自分が価値を判断しやすいジャンル」から仕入れを始めました。
知らないジャンルだと毎回調べるのに時間がかかりますが、得意分野なら調べる前に「これは利益が出そう」と見当がつけられるのが大きな強みです。
💡 ポイント
- 最初から幅広く狙うのではなく「得意ジャンル」からスタート
- 慣れてきたら徐々に他のジャンルに挑戦する
まとめ
せどりの仕入れ判断は、初心者が最初にぶつかる大きな壁です。
僕自身も最初の頃は、利益が出ると思って仕入れたのに売れなかったり、付属品不足で低評価をもらったりと失敗を重ねました。
今回紹介した 6つの判断基準 を意識することで、仕入れの精度は大きく変わります。
- 店に並んだ日付を確認する
- 回転率を重視する
- 利益率だけに惑わされない(黒字倒産リスクも意識)
- 相場感を把握する
- 商品の状態を徹底チェック
- 得意ジャンルから始める
まずは「日付」と「回転率」で効率的に候補を絞り、そこから利益・相場・状態・ジャンルを見て判断すると失敗が減ります。
仕入れ判断に完璧はありません。経験を積み重ねながら少しずつ精度を高めていくことが大切です。
これから仕入れに挑戦する方は、ぜひ今回の基準を参考にしてみてください。
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この記事を書いた人:芦原 真司(副業挑戦中のWebライター)▶ [プロフィールを見る]
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